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日常運動が生活習慣病患者の安静時エネルギー消費量に及ぼす影響
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
安静時エネルギー消費量, 生活習慣病, 運動習慣 |
著者 |
谷口 可純
岡田 巳紀 / オカダ ミキ 長縄 幸枝 塚原 丘美 / ツカハラ タカヨシ ( 科研費研究者番号: 00387911 ) 立花 詠子 / タチバナ エイコ 渡邊 源市 / ワタナベ ゲンイチ |
抄録 |
運動による骨格筋の増加によって基礎代謝量が増すことは以前から明らかにされている。しかし、生活習慣病指導で推奨されている軽度の日常運動によって基礎代謝量が上昇するかについて検討した報告は少ない。どのような運動習慣によって基礎代謝量を増すことができるのかを明らかにできれば、今後の療養指導に有益なツールになる。そこで、日常運動習慣と安静時エネルギー消費量(REE)の関係について検討した。
平成27年2月より、当院に通院する2型糖尿病を中心とした生活習慣病患者99名を対象とした。REE は間接カロリーメーターを用いてマスク方式にて測定した。性別、年齢および体格の因子を排除するために、測定値をハリスベネディクトの計算式で求めた基礎エネルギー消費量(BEE)で除して% BEE を算出した。また、生活と運動に関する問診を行った。運動の種類、頻度、時間、1週間の運動消費エネルギー量、1週間の合計運動時間、職種および喫煙習慣の各項目における% BEE への影響を横断的に検討した。 その結果、1回の運動時間が30分以上の群と30分未満の群で比較したところ、% BEE はそれぞれ114%および107%と、30分以上の群で有意に高値を示した。その他の項目は% BEE に影響を与えなかった。以上のことから、1回の運動時間を30分以上にすることがREEの増加に有効であることが示唆された。 |
雑誌名 | 名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 |
雑誌名(英) | Annual Report of Institute of Health and Nutrition, Nagoya University of Arts and Sciences |
号 | 8 |
ページ | 1 - 5 |
発行年 | 2016-12 |
出版者 |
名古屋学芸大学健康・栄養研究所
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ISSN |
18821820
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関連サイト |
名古屋学芸大学健康・栄養研究所
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大見出し | 原著 |