@article{oai:nufs-nuas.repo.nii.ac.jp:00001095, author = {志田, 衣里 and 岩間, 克氏 and 織田, 直久}, issue = {8}, journal = {名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報}, month = {Dec}, note = {糖尿病の慢性合併症の1つである糖尿病腎症は透析導入患者の主要原疾患の第1位である。透析予防指導管理料を算定するにあたり、これまでに栄養食事指導を行った糖尿病患者の体重、HbA1c、尿中アルブミン量および血圧を後向きに調査し、これまでの栄養食事指導の効果を評価した。  糖尿病腎症第2期患者102名に対して栄養食事指導を実施し、6ヶ月後に評価したところ、HbA1cは8.1±1.7%から7.7±1.2%と有意に改善した。しかし、尿中アルブミン量は116.0±96.8mg/g Cr から163.7±245.4 mg/g Cr と有意に悪化していた。調理担当者が本人である場合はいずれの項目においても有意差はみられなかったが、調理担当者が本人以外の場合、体重とHbA1c が改善する傾向がみられた。降圧薬を服用している患者では、尿中アルブミン量の悪化はみられなかったが、降圧薬を服薬していない患者では尿中アルブミン量の有意な悪化を認めた。指導回数が2回以下の群と3回以上の群との間で尿中アルブミン量について比較してみると、指導回数が3回以上の群で尿中アルブミン量の悪化が抑制されていた。  以上のことから、糖尿病腎症第2期の栄養食事指導については、現在のガイドラインでは、血糖コントロールを原則として他の制限は行わないとされているが、微量アルブミン尿を改善あるいは悪化を抑制するためには、第2期から栄養指導と血圧管理を積極的に行うことが有効であることが示唆された。}, pages = {7--12}, title = {栄養食事指導結果からみた糖尿病腎症第2期における栄養指導のあり方の検討}, year = {2016} }